遊びをとおして学ぶ
保育は生活や遊びを通して乳幼児期にふさわしい体験が得られるように総合的に行われます。遊びは自由で自発的な活動です。子どもは、身近な人やものなどあらゆる環境からの刺激を受け、経験の中で様々なことを感じたり、新たな気づきを得たりしています。充実感や満足感を味わうことで、好奇心や自分から関わろうとする意欲をもってより主体的に関わろうとします。子どもが、落ち着いて、楽しく遊べるように環境を整えます。
3歳未満児
~一人ひとりの個を満たす~
赤ちゃんは生まれながらに自分で世界を掴もうとします。体を動かしたり人と関わろうとしたり探索したりして成長・発達します。それを遊びと呼び、大人はその遊びが十分に満たされるように関わり環境を整えます。子どもの言葉を共感的に受け止め、丁寧に補い子どもの気持ちを代弁し一人一人の個を満たすことで子ども同士の遊びへつながっていきます。
3歳以上児
~一人ひとりがつながる世界へ~
乳児期に「個」が満たされ子どもは、やがて「集団」としての社会へ関わり始めます。集団で協同して遊びます。コミュニケーションも遊びを通して学びます。当園の幼児教育は、「遊びから学ぶ」を軸とし、「子ども主体」の保育を実現するために、日常の生活の中で、以下の4点の取り組みが折り重なり、遊びや活動が展開されます。
お部屋
ままごと(役割遊び)、積み木(構成遊び)、ゲームやパズル、絵本等(机上)が常備してあります。季節に合わせて探求コーナーも作ります。子どもの発達や興味・関心に合わせて、内容が変わります。安心の場であるよう環境を整えています。
課業
保育者が好きな分野で意図をもって行う活動です。現在は、文学、体育、音楽、アート、食育(畑・クッキング)、宗教、異文化があります。テーマや内容に合わせて、異年齢であったり、同年齢であったり、また、少人数で行ったり、一斉で行ったりします。
プロジェクト活動
「子どもの育ちのねらい」(目標や目的)をもって、様々な行事と保育者の強みを活かした課業を組み合わせ、テーマを設定します。クラスの枠を超え、園の職員「みんなが一人ひとりの子どもを育てる」という意識に繋がります。子どもにとっては「たくさんの人に見守られている」ということを感じることになります。
ファンタジーあそび
時に海賊や河童、宇宙人や忍者が現れます。ファンタジーの中で遊ぶことで、お互いが意見を口に出す機会や、違った考えや個性的な発想を受け入れられる場面に出会うことができます。協力したり、困難を乗り越えたりする経験をするためにファンタジーの力を借ります。子どもが物語を作っていきます。物語には、学びをくれたり、心の支えになってくれたりする不思議な力があり、この思い出をこれからの成長の糧としていきます。
遊びの環境
園庭
自然にあるべき「木」「川」「山」を備えています。自然の不思議さ・面白さ・美しさに遊びをとおして出会います。生き物(虫や両生類)や植物、景色など景色の移り変わりを感じられます。自然を身近なものとして直接触れ合い、楽しむことができます。自然が保育の材料となります。
ビオトープ
ヤゴ、ゲンゴロウ、タニシ、エビ、ドジョウなど自然の生き物が自然のままに生息しています。スッポンに出会うこともあります。生き物を探したり、捕まえたりして遊びます。捕まえたものは、観察したり、調べたり、飼育したりします。藻の掃除も楽しみます。
デッキ、ホール
雨や雪の日でも、デッキの軒下で遊べることが魅力的です。お天気の日は、乳児が日光浴をしながらハイハイをして楽しむ姿も見られます。綱引きやボディペインティングなど、ダイナミックな活動も展開されます。ホールでは、地域の方や門徒さんが遊びに来てくださって交流をしたり、飾ってある季節を感じられるものやお花などを見たりしています。子どもたちが話し合いをしたり、ファンタジーのきっかけが起こったりもします。
アトリエ
いつでも制作活動ができるお部屋です。画材や廃材が常備してあります。「森」や「スカイパーク」「ゾンビ屋敷」などテーマに合わせて、お部屋自体がアート作品になることもあります。
学童『小屋』
お寺と園の敷地の境にあります。元々お寺の小屋だったので「小屋」と呼んでいます。普段は学童が活動しているので、園児にとっては憧れの場所でもあります。年長が特別な時に、小屋でお弁当を食べたり、学童のゲームで遊んだりすることがあります。
お寺(本堂、境内、門徒会館)
お寺の施設である「本堂」や「境内」、「門徒会館」を借りて活動をします。毎月頭には本堂でお参りをします。境内では、ドッジボールやサッカー、鬼ごっこなどで思いっきり体を動かして遊びます。会館のキッチンを使って、「クッキングしたい!」という子どもの声を新鮮なままに、実現に繋げられます。
地域
徒歩圏内に、公園や森や川、浜があることが魅力的です。牛や山羊を見に行くこともあります。地域の方が声をかけてくださったり、小学生や中学生が遊びに来たりします。